キングダム第二百七十三話「趙軍の指揮官」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

李白軍と激しい戦いを繰り広げる飛信隊の活躍は際立っていたが、それ以上に麃公軍の活躍は目覚ましいものであった。
かつて王騎将軍が言っていたように、麃公軍の兵たちの強さは王騎軍のそれを上回っており、秦軍の中でも突出した存在なのである。

しかしその麃公軍の突進を受けながらも李白はいっこうに動こうとしない。

これは後ろに控える慶舎の指示によるものであった。
慶舎は麃公将軍の戦い方を理解しており、麃公軍にとっかかりを作らせないためにあえて静観していたのである。

麃公将軍は敵軍に動きが無いことを訝しく思いながらも、疲労している自軍の前列の兵と後列の兵を入れ替え、なおも突撃を続けた。

これをみた慶舎は右翼の公孫龍軍を僅かに動かし、麃公軍を誘い、誘いに乗ってきた麃公軍の後ろから左翼の万極軍に攻撃をさせた。
麃公軍は隊列の入れ替えを行っていることから、後列にいる兵たちは疲労しており万極軍に抗う力は残っていない。
麃公軍はいきなり窮地に立たされてしまった。



~感想~

麃公軍の兵たちは秦軍の中でも一番強い兵たちなのですが、疲れているところを狙われてはたまりません。
大戦の序盤でまさかの大ピンチです。
秦国の誇る麃公将軍を窮地に追いやるとは慶舎も敵ながらあっぱれ。

その慶舎はどうやら麃公将軍と同じ本能型の将軍のようです。
僕はてっきり、本能型の将軍は猛将だとばかり思っていましたので、知将の慶舎が本能型とは意外でした。
そしてその実力は李牧も認めているように、かなりのもの…

もしここで麃公軍が敗れるようなことがあれば、たぶん秦国は滅亡し、キングダムは終了です(^^;


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