~あらすじ~
汗明討ち死の報せは各戦場に届いており、函谷関を守る蒙驁将軍は雄叫びをあげて喜んでいた。
一方、これを攻める呉鳳明は怒り心頭しており、楚軍の不甲斐なさに憤っていた。
続きを読む
汗明に斬られた蒙恬の傷は深く、蒙恬は目を開かない。
蒙恬の側近たちは父親である蒙武に対し、蒙恬に最後の言葉をかけるように願い出るが蒙武は、そいつにかけてやる言葉は無い、と言う。
続きを読む
汗明の一撃で左手を折られてしまった蒙武は続けざまの攻撃を受け切ることができず、頭部に打撃を受ける。
これは僅かに浅かったために絶命するほどではなかったが、蒙武はほとんど意識を失い、馬上であおむけに倒れてしまった。
続きを読む
一方的に攻撃を受け続ける蒙武であったが、一転して攻撃を繰り出し、その強烈な一撃により汗明を馬ごと吹き飛ばした。
吹き飛ばした汗明を睨み付けた蒙武は、生まれて初めて全力を引き出して戦える強者と出会えて嬉しい、と言った。
続きを読む
函谷関の裏へと続く断崖を登るオルド軍の山岳兵たちに向けて、王翦軍は一斉に矢を射かけはじめた。
完全に背後をとられたオルド軍になす術は無く、主功を構成している山岳兵たち八千は全滅する。
続きを読む