~あらすじ~
廉頗の出現により士気が最高潮に達した魏軍だったが、廉頗の率いてきた兵は少数であったため、崖上の大半は王翦軍が手にしたままだった。
したがって、士気が最高潮の魏軍と地の利のある秦軍という構図になり、どちらが勝かは分からない状況であった。
壁は廉頗を討ち取ることができるかもしれないと胸を高鳴らせたが、王翦将軍はあっさりと全軍退却を指示した。
王翦将軍は絶対に勝てる戦いしか行わないのである。
そして、王翦軍が山中を逃げて行った先には、なんと城が築かれており、王翦将軍は籠城作戦をとったのである。
~感想~
九十三ページのコマで、王翦将軍の兜の後ろ側にも不気味な顔がデザインされていることに気が付いてしまいました(T_T)
王翦将軍の甲冑にはほかにも沢山の不気味な顔がデザインされており、かなり狂気を感じるものに仕上がっています。
この人は今後どうなっていくのか、秦国内部にある懸念材料としてかなり心配です。
しかし、王翦将軍の策には感心させられます。
山の中に城を築いているとは!
姜燕も言っていましたが、準備期間の無い、いきなりの攻城戦は魏軍にとってかなり厳しいものになるでしょう。