キングダム第二百四十三話「論功行賞」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

魏国王都の大梁(だいりょう)では、廉頗が魏王に敗戦を詫びていた。
廉頗は魏王に土下座し、謝罪の言葉を述べたが、魏王は廉頗を責める気など微塵も無いと言う。
しかし、死刑を回避することが魏王にできる精一杯のことであり、廉頗は魏国から追放されることになった。

一方、秦国王都の咸陽では論功行賞の式典が執り行われていた。
本殿に入ると信は、桓騎や蒙驁将軍よりも前の一番先頭に並んでしまい、蒙恬に後ろへ連れ戻される。
そして皆が拝礼し、大王である政が入殿すると論功行賞が始まった。

まず、第一功は総大将を務めた蒙驁将軍。
そして第二功は桓騎であった。
さらに第三功として信が呼ばれるが、信は緊張から土門将軍を踏みつけ、その後も非常にギクシャクとした歩き方になってしまい、皆の笑いを誘う。

しかし、なんとか式典を乗り切った信は第三功の恩賞として、金や宝物のほかに、正式に千人将へ昇格したのであった。



~感想~

信は意外と緊張する性質なんですかねぇ。
飛信隊が初めて前線で有名になって、注目を浴びたときも同じようにギクシャクした歩き方になってましたよね(^^;
緊張するのも分かりますが、さすがに蒙驁将軍の前に並んだり、土門将軍を踏みつけるのはマズでしょう~。
相手は位がだいぶ上の将軍たちですから。

どうやら信は将軍たちには気後れせず、大勢の人たちの注目を浴びるのが苦手なようです…
でも臨時の千人将になって初めて挨拶をした時も千人もの兵たちの前で実に堂々とした振る舞いをしてましたしねぇ。
よく分かりませんが、将として兵たちの注目を浴びるのは大丈夫なようですね。

それにしても、こういった式典で政の姿を見ると改めて、王様なんだな~と感心してしまいます。
いつも、信のお友達のようなシーンしか見ていないので、こういった王様としての姿を見ると、いち部隊長の信とお友達である事実に改めて驚かされます。
しかし、今でこそ下僕出身の部隊長にすぎない信もいずれはキングダム最強の天下の大将軍となって、秦国大王と比べても見劣りしない存在になることでしょう。
そして一心同体、大王の右腕となって大いに活躍するのでしょう。
これは運命的なものなのです!

その証拠に、式典での政と信とのやりとりは、皆が息を飲むほどに美しく、実にしっくりとくるものだったではありませんか(^^)


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