キングダム第二百六十話「武人の肉体」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

李牧に一騎打ちを挑まれた信はこれに応じ、李牧に斬りかかったが、互いの剣が交わった瞬間、信の方が弾き飛ばされてしまった。
李牧は知略と共に武勇も兼ね備えた人間であり、信はそのことを確認するために一騎打ちに応じたのである。

兵やカイネたちが戻ってきたことにより二人の一騎打ちは終わり、信と河了貂は解放された。
別れ際、カイネは河了貂に、居場所がなくなったらいつでも私を頼ってこい、と言い李牧は信たちに、君たちは戦争の本当の恐ろしさを分かっていない、と言った。

河了貂は楚趙同盟の可能性を考えていたが、信は何か別の匂いを嗅ぎ取っており、河了貂もその意見に賛同した。

そして二十日後、李牧は魏国を訪れたのであった。



~感想~

李牧が信に一騎打ちを挑んだ理由ですが、これは自分がこれから成すことの恐ろしさから、ここで信に自分が討ち取られるならばそれも良し、と思ったのではないでしょうか。
李牧は非常に頭が良いですから、おそらく現時点では自分の方が信よりも強いという自信もあったのだとは思いますが、剣を抜く理由にはならないと思います。
秦趙同盟もありますしね。
だから、ここで自分が殺されて、大量の血が流れてしまうような計略が頓挫するのも良い… と思っていたのではないでしょうか。

李牧は以前にも、戦は嫌いだ、と言っていましたし、なかなか奥の深い男です。

そして、それとは対極にあるような男が信です。
この人は頭を使うことが苦手で、ほとんど何も考えていないように思えます(^^;
しかしカンはとても鋭い。
李牧と春申君の会合が、単なる同盟についてのものではないことに信は気が付いているようです。


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