キングダム第二百七十七話「桓騎(かんき)、向かい合う」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

巨大な井闌車に梯子をかけられ、張唐軍の持ち場は魏軍から猛攻を受ける。
桓騎はその様子を見て味方であるにもかかわらず笑っていたが、ふと遠くを見ると自軍の持ち場の方へ二台目の巨大井闌車が迫っていた。

一台だけでも対応に困っているところへ、二台目が迫ってくるため秦軍は慌てふためいたが、その中で桓騎だけは落ち着いていた。

桓騎には策があるようであり、大きな樽を転がしながらオギコに、手伝え、と言う。
そして沢山の樽を運んでくると、それらを皆で井闌車めがけて投げつけた。
樽の中には油が入っており、これにより油まみれになった井闌車を桓騎は火矢で狙う。
井闌車は巨大な分だけ中に多くの魏兵を乗せていたが、桓騎はなんのためらいもなく火矢を放った。

そして巨大井闌車は多くの魏兵と共に業火に包まれたのであった。



~感想~

最初に読んだ時は、すごいぞ桓騎!と思いましたがよく考えると、この手の防衛戦に油は必須アイテムなような気がします。
井闌車はもとより、相手方は梯子をかけてなんとか函谷関に登ってこようとするわけですから、そこに油を撒いて火を放つ、というのはかなりベーシックな戦術でしょう。
実行するのかどうかはともかく、油の準備は必要です。

ですから桓騎のとった行動は、張唐将軍も当然行わなくてはならなかったものだと思います。
しかし張唐将軍は油の準備を怠った。
これは凡ミスと言われてもしょうがない(T_T)
張唐将軍は桓騎を野盗上がりとバカにしている場合じゃありません。
しっかりしてもらわねば函谷関が落ちてしまう…


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。