~あらすじ~
函谷関上の攻防は桓騎の活躍によりなんとか秦軍が盛り返したが、それを見ていた李牧と春申君は函谷関に橋が架かったという成果だけで十分に満足している様子であった。
合従軍側は、未だに韓軍が動いていないため、余力があるのだ。
一方、隣の戦場では蒙武・騰軍と楚軍が戦っており、蒙武は動かずにその様子を静観していた。
蒙恬が開戦前に蒙武から聞いたところによると、蒙武が狙っているのは楚軍総大将である汗明の首。
しかし汗明は楚軍の最後尾である第三軍にひかえているため、まず騰軍に楚軍の第一軍を攻撃させ、汗明を引っ張り出す作戦なのだ。
そして蒙恬は騰軍に配置されており、果敢に敵に斬り込んでいくのであった。
~感想~
韓軍総大将の成恢が不気味です…
容姿もさることながら、なぜか全く動きが無い。
間違いなく秦軍にとってよからぬことを画策しています(T_T)
李牧と春申君の会話から察するに、合従軍は別に井闌車で決定的なダメージを与えるつもりは無かったみたいですねぇ。
要するに巨大井闌車は単なる序章で、本番はこれからということの様です( ゚Д゚)
そして蒙武は、彼に似合わず戦を静観しています。
いつもの蒙武であれば、楚軍の第一軍から突っ込んでいって汗明まで辿り着きそうですが、今回はそうもいかないみたいですね。
相手は十五万もの大軍ですから。