キングダム第二百八十七話「人間全て」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

信が万極に斬りかかると、万極たちは後軍の中へ退却しようとする。
しかし河了貂はこれを読んでおり、あらかじめ楚水たちを別動隊として万極軍の後ろに配置していた。

退路を断たれた万極軍は応戦し、万極は信に斬りかかった。
万極の腕は長く、懐が深かったが信は優勢に戦いを進め、ついに万極に一太刀浴びせる。
しかしさらに攻撃を加えようとしたところで、なんと長平の怨霊たちが信の腕や体にまとわりつき、信の動きを封じてしまった。
万極はこの隙に信に一太刀浴びせたが、これは浅く、信は馬上で踏みとどまることができた。

万極は信に、国を一つにしても怨念は無くせない、と言う。
怨念は次の怨念に繋がり、永遠に続く、と。
信はこの言葉を否定し、最も呪われてしまったのは万極自身であると言い、万極に憐れみをかける。

万極は動揺し、信を殺すように部下たちに命じて自分は後ろへ下がろうとしたが、信は跳躍し、向かってくる万極兵たちを飛び越えて万極に致命的な一撃を与えた。



~感想~

信は鈍感なくせに、人の痛みはよくわかるようですね。
敵である万極の本質を、乱戦のさなかにもかかわらずに見抜いてしまいました。
さらに、お前の痛みは俺が背負っていってやるからもう楽になれ、と言って万極を斬ります。

この器の大きさはどうでしょう!
すでに器の大きさは大将軍クラスです。
信は四十万の怨念を全て引き受けて前に進み、中華を統一するつもりなのでしょう。
信であれば中華統一までの血の道のりにも耐えられるかもしれませんね。

しかし、万極も趙の将軍の一人であり強いはずなのですが、信は圧倒してましたねぇ。
それどころか相手の気持ちを汲む余裕さえあったのですから、両者の力の差はかなりあったと思います。
信は着実に天下の大将軍への道を進んでいるようですね。


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