キングダム第二百八十八話「初日の報告」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

万極を討ち取った信は、万極が息を引き取る前に言葉をかける。
信は万極を真っ直ぐに見つめ、自分は長平のようなことは絶対にやらないし、絶対にやらせない、と言い切った。
万極はこれに対し、自分も怨念となり地の底でずっと見ている、と言って息を引き取った。
この後、万極軍の逆襲を恐れた飛信隊はすぐに退却をはじめ、万極兵は将の仇を討つことは出来なかった。

一方、麃公軍は慶舎本陣に迫っていたが、日が落ちたため退却を始める。
これはいずれの戦場も同様で、日没によりこの日の戦いは終わったのであった。

そして咸陽ではこの日の戦況の報告が行われており、二台の巨大井闌車の内、一台は桓騎に燃やされ、もう一台は張唐将軍が退却に追いやったことや、臨武君と万極を討ち取ったことなどが報告されていた。
この喜ばしい報告に咸陽は大いに沸き、歓声に包まれていた。

その咸陽とはうって変わり、飛信隊の夜営地では万極の首をとったにもかかわらず、皆が沈んでいた。
飛信隊の面々は火を囲んで押し黙り、信は少し離れた小山の上で物思いにふけっている。
皆は長平のことを気に病んでいるのだ。
すると突然、麃公将軍が信の背後に現れ、信の背中を勢いよく叩いた。
これにより信は小山を転げ落ち、下にいた河了貂に覆いかぶさってしまった拍子に、なんと二人はキスをしてしまう。

麃公将軍はその様子を小山の上から見下ろしながら、飲むぞ小童、と言った。



~感想~

信は万極に、長平みたいなことは絶対にやらないしやらせない、と言い切りましたね。
やらない、だけならば分かりますが、やらせない、とはなかなか覚悟のいる言葉です。
今後、もしかしたら長平の虐殺と同じようなことをやろうとする輩が秦国内にも出てくるかもしれませんからね。
そうなった場合は、信は自分で止めるつもりなのでしょう。
たぶん相手が秦の大将軍であっても、言ってきかないのであれば討ち取ってしまうと思います(^^;
そのようなことにならないことを願うばかり…

そして武功をあげたにもかかわらず、盛り上がっていない飛信隊の元へ麃公将軍が現れました!
それまでの重い雰囲気がガラっと変わり、いきなり盛り上がりましたね。
信と河了貂が、かなりしっかりとキスをしてしまいました(^^)
河了貂の目が血走っていたことや、奇声を発していたことが気になりますが、これはもう許嫁ということでいいんじゃないでしょうか(>_<)


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