キングダム第二百九十一話「膠着」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

李牧は合従軍全軍に対して、十日から二十日の間、単純な消耗戦だけをやるように指示を出した。
これにより、全ての戦場で地味に戦力を削り合う戦いが続き、そのまま二日目の攻防戦は幕を下ろした。

三日目も同様に地味な戦いに終始し、その夜、麃公将軍や信はこれを訝しんでいた。
信は飛信隊の軍師である河了貂に意見を求めたが、河了貂は先日の信とのキスを意識しており、戸惑いを見せる。
これに対し信は、あのくらいで意識するな色ガキ、と言って河了貂の頭を小突いた。

一方、函谷関では蒙驁将軍と張唐将軍が話をしており、六将との思い出などを語り合っていた。
二人は国家存亡の危機にあって、国門を守るのが六将ではなく自分たちであることを誇りに思っているようだ。
そして蒙驁将軍は国門を守り切るには重みが必要だと言い、この役目は六将にも引けを取らない才能の蒙武などにも務まらないと言う。
そのことは昌平君の采配からも明らかだった。

そして七日目の朝、ついに韓軍総大将の成恢(せいかい)が動き出したのであった。



~感想~

最初に読んだときは、まだこの段階では合従軍が何を画策しているのか全く想像がつかなかったので、不気味に感じていたことを覚えています…
十日以上も消耗戦を続けて、兵糧とかは大丈夫なんでしょうか?
それに合従軍の後ろには斉がいますから、のんびりしていては、あのデンジャラスな王建王が何をしでかすか分かりません。

そして七日目の朝に動き出した成恢。
最初は何故このタイミングで動くのか謎でしたが、読み返すと、なるほどな~と敵ながら感心してしまいます。
意思疎通に難ありと思われていた合従軍は、実はしっかりと連携が取れていたんですな~。

一方、飛信隊ではどうやら河了貂が信を意識しているようです!
信に問いかけられて戸惑っている様子がテラカワユス。
少女漫画であれば、ここからの発展が期待できるところですが、キングダムは残念ながらガチガチの戦国漫画。
信が河了貂の頭を小突いて終わったようです…(T_T)


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