~あらすじ~
成恢の率いる韓軍は張唐将軍の持ち場へと向かい、弓矢での攻撃を始めた。
張唐軍のいる場所は高所であるため、弓対決では分があると思われたが、なんと韓軍の矢には猛毒が塗られており、ほんの僅かなかすり傷を負っただけでも、張唐兵たちはたちまち絶命してしまった。
韓軍は毒兵器部隊なのだ。
韓軍の毒攻撃はこれだけにとどまらず、成恢は張唐将軍の居場所を見定めると、丹丸(たんがん)という武器の準備を指示する。
これは大きな弩に、矢じりの替わりに毬のようなものを装填したもので、どうやら毒が充填されているらしい。
そしてこの丹丸が放たれると、張唐将軍のいる辺りの壁や柱を直撃し、中身が煙のようになって漏れ出した。
張唐将軍はとっさに、吸うな、と指示を出したが、暫くするとその煙は消え、意外なことに被害は何も出なかった。
そしてこの様子を見た成恢は全軍退却の指示を出したのであった。
その日の夜、張唐将軍は桓騎を呼び出した。
張唐将軍は桓騎に、この国を背負って立つ武将になる覚悟があるのか、と厳しい口調で問いただしたのであった。
~感想~
この凄まじい毒の威力は…
キングダム初期の重要キャラであるムタを思い出します(^^)
ムタの毒矢に刺された瞬間に、血を口から噴水のごとく噴き出して死んだ虎の姿が目に浮かびます。
あの毒の強さも凄かったですよね~。
はたしてムタは本当に死んだのでしょうかねぇ…
まぁそれはともかく、張唐将軍はかなりまずいような気がします…
これは最初に読んだ時からそう思いました(^^;
間違いなく、遅効性の毒か細菌にやられてしまったのでしょう(T_T)
しかし、即効性のある毒とか感染力のつよい細菌なんかをばら撒かれなくて助かりました。
もしそんなことをされていたら…
秦軍の被害は甚大なものになっていたでしょう( ゚Д゚)