キングダム第二百九十五話「新たな姿」感想(ネタバレあり)

~感想~

横陣を敷いた六万の汗明軍に対し、壁は三千を率いて真っ向から突撃していく。
汗明軍は弓で迎撃したが、壁隊の士気は蒙武の檄で最高潮の状態であり、ひるむ様子はない。
これを見た壁は小細工は必要ないと判断し、正面から力ずくで敵陣に突入した。

壁隊の士気は凄まじく、多勢に無勢の状況ではありながらも奮闘を続ける。
しかし一向に援軍が送られてくる様子が無く、壁は背後から敵の攻撃を受け、傷を負ってしまった。
この傷は浅く、大事には至らなかったが、隊員たちは援軍が無いことを不安に感じ始める。
しかし壁は、蒙武を信じている、と言って隊員たちを勇気づけた。

ここで、ついに汗明が壁隊が突入している場所へ五千の増援を指示し、敵のせん滅を支持した。
そしてこの様子を確認した蒙武はようやく、左から順次突撃の命令を下す。
斜めに順次突撃してくこの戦術は「斜陣がけ」という高等戦術であった。



~感想~

横陣を敷く六万の大軍に、壁隊三千だけが突っ込んでいく様は自殺に見えます。
これはかなり勇気のいる突撃だと思いますが、壁は何とかやり遂げることができましたね。
そして蒙武の作戦が明らかに…
なんと斜陣がけです!
この戦術は非常に高度で、蒙恬いわく、今回のような大きな規模の戦では一級の戦術家でもやらない、とのこと。
それを武に頼りがちな戦をする蒙武が繰り出しました。

しかし、壁隊だけ切り離して一足先に敵陣に突入させた理由がイマイチ分かりません。
斜陣がけを行うのであれば、壁隊の後からもすぐに連動して軍が動いた方が良いような気がしますが…

まぁ蒙武にも何か考えがあったのだとは思いますが、壁は捨て駒にされる傾向があるのでちょっと心配です(^^;


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