～あらすじ～

巨大な戦象たちを前に録鳴未軍や干央軍は劣勢に陥るが騰は、獣ごときに遅れをとる二人ではない、と援軍や一時退却を行わない判断を下した。
録鳴未は戦象に乗っている敵将の姿を見つけると、これをめがけて突撃していく。
しかしロープを張り馬の足を引っ掻けるという初歩的な罠に掛かってしまい、馬ごと倒される。
さらに象に踏みつぶされてしまったかに思われた録鳴未であったが、なんと録鳴未は一瞬の隙をついて象の横腹から上へとよじ登り、敵将を討つことに成功した。

干央隊も弓で戦象の上にいる敵兵たちを狙い撃ちすることで優勢に戦いを進め、ついに両軍の働きにより戦象部隊を退却させることができた。
この戦果に喜ぶ騰軍であったが、媧燐は騰軍が戦象たちに気を取られている間に完璧な布陣を敷いていた。
これには大将である騰でさえも気づくのが遅れ、一気に騰軍は窮地に陥ってしまった。

～感想～

なんと戦象さんたちは目くらまし！
迫力満点の目くらましでしたから、これを見抜くのは至難でしょう。
騰にも見抜けなかったとは、媧燐はやはり戦の天才のようです。

しかも姿を現したこの布陣はかなり厳しそう…
媧燐いわく、どこからでも攻め放題、とのこと(T_T)
騰がここから一つでも間違えた対処をしたら詰み、のようです。
しかしまだ、「ほぼ」詰みの状態ですので、ここから何とかすることも可能なはずです！