～あらすじ～

蒙武の斜陣がけは実は蒙武の発案ではなく、昌平君の発案だった。
開戦前に昌平君は蒙武に対し、斜陣がけを指示していたのだ。
昌平君の作戦は、三万五千の兵で斜陣がけを行い、これにより汗明軍は必ず横陣の両端を厚く守る為、中央が薄くなったところを残りの五千で汗明を討つ、というものだった。

戦場を見守っていた蒙武は、まさに昌平君の言った通りの状況になったことを見て取ると、五千の兵を率いて汗明軍に突撃していった。
汗明はこれに対し、巨暴大騎兵団を繰り出し様子を窺う。
巨暴大騎兵団は全員が蒙武並みの巨体の持ち主だった。
しかし蒙武はこれに真っ正面から突っ込んでいくと、大錘の一振りで蹴散らしてしまった。

この作戦は蒙武軍の全軍を使い切るものなので失敗は許されず、蒙武もそれを理解しており、必ず汗明の首を取るつもりである。

～感想～

斜陣がけは昌平君の発案！
そりゃそうですよね～。
蒙武がそんな高等戦術を提案するはずが無い。
しかし最後は蒙武らしく正面突破でしたね。
巨暴大騎兵団の兵士たちはもの凄い巨体でしたがものともしません(^^;

なんかこれなら最初から中央突破をはかっても何とかなりそうな…
まぁ昌平君が言うのですから、斜陣がけがベストなのでしょうけど。
しかし蒙武は昌平君をとても信頼しているみたいですね。
また昌平君も蒙武をとても信頼しているようで、二人はなんだか幼馴染みたいに見えますね。
二人の関係性も今後、明らかになっていくのでしょうかね。