～あらすじ～

秦軍歩兵の生き残りの協力も得、信たちは魏の戦車隊の一小隊を討った。
しかし、戦車大隊全体から考えれば、それは極めて局所的なもので、大局には何ら影響を与えるものでは無い。
そして、戦車隊は秦軍第四歩兵隊だけではなく、第二、第一も襲い、一方的な攻勢を奮っていた。
その戦力差はもはや戦局を決定づけたと言ってもいいくらいのものである。

こうした戦況を踏まえ、魏副将宮元は本軍守備を残し、全軍での攻撃に踏み切る。
迫りくる魏軍の大軍に対し、羌瘣も、策でどうこうできる数ではない、とお手上げ状態。
皆、絶望していたが、その時、背後から秦の騎馬隊が援軍としてやってきた。
麃公将軍が信たちの活躍を耳にしたことで、そこに何かがあると感じ、兵力を第四軍に集中させる決断を下したためだ。

縛虎申は生き残った隊員を集め、労をねぎらった。
そして続けて、これから宮元の首を取りに行く、突撃態勢を取れ、と号令をかけた。

～感想～

麃公将軍はこういうのを待っていたんですね～
これは行ける！というポイントを麃公将軍は本能で感じ取ることができるようです。
さすがキングダム屈指の本能型の将軍です。
今回は信たちがその火付け役となりましたが、もし、火付け役がいなかったとしたら、ちょっとまずかったですねぇ。
まぁそうなったらそうなったで麃公将軍自らが火をつけに行くんでしょうけど(^^;
今回の魏軍の知将はかなり手強いので、麃公将軍も手こずっているようです。

しかし、縛虎申は鬼のように厳しいですね。
生き残ったボロボロの歩兵を集めて、さらに働かせようと檄を飛ばします。
彼らはすでに半日戦い続けていますが、その前に五日ほど走り続けてます(^^;
現代人だったら、それだけで死んじゃうと思います。