キングダム第六十巻「騎馬隊怒涛」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

丘を下ってくる魏軍の大軍を百人程度の信たちが抜くというのは、一見無謀にも見えるが、可能性はある。
魏軍の兵は丘を下っているため、行軍が早い。
このため、切り結ぶ時間が短くなり、立ち止まらずに丘を駆け上れば、丘上まで辿り着けるかもしれない。
ただし、立ち止まれば、確実な死が待っている。

そして、縛虎申を先頭に、信たちは丘を駆け上り始めた。
縛虎申たちは歩兵のことなど顧みずに、ひたすら馬を走らせ、敵を斬りまくって進む。
途中、陳が足を斬られ転倒してしまう。
その瞬間、周りの魏兵によって陳は刺殺された。
さらに、石に足を取られた尾平が転倒。
周りの魏兵がすぐさま刺そうとするが、これを羌瘣が阻止する。
羌瘣は一瞬のうちに六人もの魏兵を切り殺してしまったのである。



~感想~

この縛虎申の作戦ですが、かなりむちゃくちゃだと思います(^^;
いくら、下りの魏兵と斬り合う時間が短くて済むからといって、抜けるとはとても思えない。
キングダムには色々ときわどい戦略が出てきますが、一番無茶なんじゃないでしょうか?
なんたって、万に対して百です。
縛虎申隊は百人程度しかいないんですよ!
しかも半分以上は歩兵…
無理っす(T_T)

だがしか~し、なんとかなってしまうのがキングダムなのです!
なぜ、何とかなってしまうのかといいますと、まず、信は天下の大将軍になる男です。
そんじょそこらの武人とは器も運もケタが違うのです。
そして、その信と運命のいたずらで伍を組むことになった羌瘣。
この羌瘣が、簡単にいうと、化け物的剣士なのです。
たぶん、この戦場の中で一番強いと思います。
一騎打ちなら麃公将軍でも分が悪いでしょう。

そんな二人が伍を組んでいるのですから、魏の歩兵ごときが何人いようと関係ないのです!


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