キングダム第三百十五話「俺の倅」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

汗明に斬られた蒙恬の傷は深く、蒙恬は目を開かない。
蒙恬の側近たちは父親である蒙武に対し、蒙恬に最後の言葉をかけるように願い出るが蒙武は、そいつにかけてやる言葉は無い、と言う。
蒙恬の側近たちはこの言葉に戸惑いをみせるが蒙武は続けて、この蒙武の倅だ、その程度で死にはせぬ、と力強く言った。

そして蒙武は、やることがある、と言って楚軍の中に突っ込んで行く。
楚兵たちは汗明の仇をとる為に、手負いの蒙武をめがけて総攻撃を仕掛けてくるが蒙武はこれをものともせずにことごとく返り討ちにし、楚軍の中を突き進んでいく。
これを見た蒙武軍の士気はあがり、蒙武の後に続いて楚軍を攻撃していった。
これにより楚軍は凄まじい被害を被り、もはや汗明軍は再起不能となったのである。

この報せが届くと、合従軍本陣の春申君はちゃぶ台をひっくり返し、咸陽では皆が歓声をあげて喜んだ。



~感想~

蒙武が蒙恬に、そいつにかけてやる言葉などない、と言った時は、なんて父親だ!と思いましたが、これは「死にはしないから最後の言葉をかける必要は無い」ということだったんですね~。

さすがは汗明を討った漢の息子です。
ものすごい深手を負ったにもかかわらず、何とかなりそうです。

でも最初に読んだ時は、蒙武が気休めを言っているのではないか、と思ってしまいました。
だって、あまりにも蒙恬の傷が深かったので、まさか生き延びるとは…
常人には理解できない位にこの親子の生命力は強いようですね。

そして蒙武はボロボロのはずの身体で敵に突っ込んでいき、これを壊滅させてしまいます!
この人は左手を骨折しているはずなのですが…(^^;
こんな強者を敵に回すとは、楚軍にちょっと同情してしまうほどです。


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