キングダム第六十三話「奇蹟」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

黄離弦の強力な弓矢から縛虎申を守るために先頭を駆ける信に、黄離弦の矢が放たれる。
信はこれを剣ではじき、凌いだ。
黄離弦は信に武の天稟があることを見抜き、まぐれではないことを理解した。
黄離弦は近づいてくる信に、もう一度矢を放つが、信はこれも剣で防ぐ。
そこで、黄離弦は信の馬に狙いを定め、矢を放った。
放たれた矢は馬の脳天を貫く。
当然、馬は転倒し信は投げ出されてしまうと思われたが、なんと馬は踏みとどまり、黄離弦のいるところまで、歯を食いしばって信を連れて行った。
これにより、信は黄離弦を討つことができ、縛虎申は宮元に迫ることができた。

魏の副将である宮元と対峙した縛虎申だったが、宮元の鋭い剣の一撃で、胸の真ん中を貫かれてしまう。
しかし、縛虎申が絶命することはなかった。
縛虎申は先に受けた矢ですでに死人になっており、もはや目が見えていない状態だったが、宮元が攻撃してきたことにより宮元に手が届き、確実に仕留めることができた。



~感想~

信の乗ってたお馬さんや縛虎申には、何か人知を超える力を感じますねぇ。
たぶんそれは、信が天下の大将軍になる運命にあることと繋がっているのだと思います。
お馬さんみたいな動物は、そういうことを敏感に感じ取るんじゃないでしょうか。
だから、自分の背中に乗っているのが死力を尽くすに値する男だとわかったんでしょう。

一方、縛虎申を貫いた黄離弦の矢は、やはり致命傷だったようですね。
すでに目も見えなくなっていたようです。
そこに宮元の一撃をくらっても、まだ縛虎申は絶命しません(;_;)
それどころか、射程距離に入った宮元を討ち取ってしまいました。

なんかこの話を読んでたら、弁慶の仁王立ちを思い出しました。
あれ、フィクションだと思ってたら、実はそうでもないらしいです。
激しい運動をしている最中に突然死ぬと、死後硬直がとても早く進むので、立ったままで絶命することも考えられるのだそうです。
だから、もしかしたら、信の馬や縛虎申がやったような神がかり的なことを実際にやった人が、長い歴史の中ではいたのかもしれません。


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