~あらすじ~
河了貂に道案内され、信と政は暗い洞窟を進む。
途中、洞窟の天井から血がしたたり落ちてくる。
軍隊が、上で黒碑村の住人達を皆ごろしにしているためだ。
河了貂には家族がいないため、黒碑村で起こっていることに心乱されることは無い様子。
さらに河了貂は、政のことを自分の王様ではない、という。
話を聞くと河了貂は秦人ではなく、山民族であった。
道中、河了貂は妙なことに気付く。
政は反乱があることを察知していたにもかかわらず、なぜそれを叩き潰さずに、逃げることを選んだのか?
王様のくせに。
政は河了貂の問いかけに対し、自分に力が無かったことが原因だと答える。
政が王位についたのは若干十三歳。
十三歳の政に執政ができるはずも無く、朝廷内は大臣たちの権力争いの場になった。
その際、成蟜が竭氏と手を組んで王座を狙い、反乱を企てたとのこと。
~感想~
河了貂がいい味出してますね。
血がしたたり落ちてくる洞窟内であってもなんだかほのぼの。
一方、この頃の成蟜は邪悪ですねぇ。
敦(とん)という、底辺から這い上がってきた未来ある若者を見せしめに殺してます。
壁にたたきつけて( ゚Д゚)
ひどい。ひどすぎます。
お前は少し人の痛みを知れ。
この成蟜にまさか、感動させられるときがくるなど、このときは思っても無かったです。