キングダム第七十一話「大将対決」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

麃公将軍と呉慶将軍の一騎打ちが始まったが、最初の立ち合いは五分。
麃公将軍よりも武では劣るとみられていた呉慶将軍だったが、意外な力を見せる。
周りの呉慶軍の兵士たちも興奮し、応援を始める。
これに対し、麃公軍の兵士は声援を送る必要はないという。
麃公将軍が負けることはない、と。

呉慶将軍は幼いころ、国を侵略され、滅ぼされてしまった辛い過去を持っており、感情的に侵略者に対しては背を向けることができない。
このことが、力で劣る呉慶将軍が麃公将軍に一騎打ちを挑んだ理由であり、勝算があったわけではなかった。
麃公将軍はそのような理由があることを見抜き、呉慶将軍に、殺す前に聞いておいてやる、と言った。



~感想~

周りの兵は決して手を出さず、戦うのは二人だけ。
俗にいうタイマンというやつですが、僕はこの美意識が好きです。
だって、呉慶側は総攻撃を仕掛ければ勝てる可能性がかなり高いんですから。
それにもかかわらず、ただ見守るっていうのは、素晴らしい感覚です。
この辺の感覚は昔の日本人と同じなんですねぇ。
二人の戦いを汚してはならない…
う~む、カッコイイ。

いまや戦争は、銃やミサイル、はては無人爆撃機と、そんな美意識が入る隙間はありません。
キングダムに描かれている時代の戦争がいいと言うつもりはないですが…
まだましといえないことも無いかも。
…いや、そんなことも無いか(^^;
ところで、キングダムの舞台となっている時代は二千年以上も前ですよねぇ。
いつになったら戦争は無くなるんですかね。


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