キングダム第七十四話「伽」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

宮廷には宮女がおり、大王と伽をすることになっている。
宮女のひとりである向は政に三回も呼ばれたのだが、まだ手を付けられていないと悩んでいた。
向いわく、政はいつも自分のとなりで書を読んでいるだけ、とのこと。

あるとき、向は宮女たちの噂話を耳にしてしまう。
それによると向が手つかずである理由は、政が昔、ヒカという商人の女にふられた傷を埋めるためだという。
向は商人の娘だった。
向は自分なりに色々と考え、答えを出す。

そして、再び政に呼ばれたとき、勇気を出して言ってみたのである。
私が傍にいることで、大王様の御心が少しでも安まるのであれば、私にとってこれ以上の喜びはありません。
たとえそれがヒカ様の傷を埋めるためであったとしてもです。
宮女、向は大王様の御心の伽をさせていただきたく思います。

これに対し政は、よろしく頼む、と答えた。

しかし実際にはヒカという名前の女は存在せず、政が向を呼んでいたのは、読書をしたいがためだった。
静かにしている向は都合が良かったのである。
ただ、誰でもよかったわけではなく、向が隣にいると政の心は安らぐようである。



~感想~

読み返していて気付いたのですが、向はなんと十二歳です。
この頃の十二歳は今の十二歳とは違うのでしょうが、今だったら小学生ですね(^^;
政もあんまり変わらない年齢ですし、昔の人は大変ですな~
モラトリアム期間なんぞ影も形もありません。
しかし、向にしてみれば緊張するでしょうね~
お相手がいきなり秦国の大王様なんですから。

キングダムも第七巻が終わりました。
今後は、宮廷での争いにも焦点が当たってきそうですね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。