~あらすじ~
結局、昨晩だけで昌文君の協力者は十五人も殺されてしまった。
壁らは犯人を推理するが、結局よく分からずじまいで、守備を強化するのが精一杯の対応だった。
その晩、ある屋敷で刺客たちが一堂に会していた。
その顔ぶれは号馬、堅仙、赫力、朱凶といったそうそうたる暗殺一族で、そのほかに蚩尤と呼ばれるものが一人いた。
その蚩尤こそ羌瘣であり、蚩尤とは闇の世界で千年も前から魔物と恐れられてきた幻の一族であった。
その頃、昌文君の屋敷では肆氏が来訪していた。
肆氏は狙われているのが昌文君の協力者ではなく、大王であることを忠告に来たのである。
王宮では、案の定、衛兵が皆殺しにされており、堅仙がすでに王宮内の廊下を政の元へ向かっている。
しかし、暗い廊下の先には信と河了貂が待ち構えていた。
~感想~
ただものではないと思っていた羌瘣、なんと暗殺者でした!
しかも、千年間恐れられていた伝説の一族( ゚Д゚)
通りで強いはずです。
この羌瘣が政を殺しにくるとは、ちょっとまずい気がします…
しかし、肆氏は頭が切れますね~
政たちが山の民に紛れて咸陽に来た時も見破りましたし、感心してしまいます。
この肆氏が政の守りにつけたのが信だというのは皮肉な感じがしますが、敵だったときはそれほど厄介な相手だったんでしょう(^^)