~あらすじ~
現れた号馬の数は十八人。
しかも号馬は一人ひとりが非常に強力な暗殺者である。
信にダメージがあり、羌瘣にも疲れが見える今、この状況は非常に危ういと言える。
信に打つ手が浮かばない中、羌瘣は、一つ策がある、と言う。
その策とは信が一人で号馬の相手をし、時間を稼ぐというもの。
その間に羌瘣は呼吸を戻す、と言う。
信には何のことかよくわからなかったが、羌瘣を信頼し、号馬たちの元へ一人で歩み寄る。
号馬の首領と思しき男は、信が近づいてきても剣も抜かずに信の間合いに入った。
これをなめられていると感じた信は激怒し、斬りかかる。
しかし、この号馬は背負っている剣でこれを受け、信の脇腹に強烈な一撃を見舞う。
信は力を振り絞り、号馬たちの陣形の中央に走り込んで、暴れまわったが後ろから斬撃を受け、ついに倒れてしまう。
しかし、時間稼ぎは成功したようである。
羌瘣は舞い始めた。
~感想~
号馬たちは強そうですね。
信が強いと感じるとは相当なもんです。
実際、信の斬撃が余裕で受け止められてしまってますしね。
羌瘣の策は、この段階では信には理解できていないでしょう。
しかし、それにも関わらず、羌瘣を信頼するってところが、さすが信です。
いくら一緒に伍で戦った仲間だといっても、この段階では完全に敵ですから、普通は信用しないでしょう。
しかし、信は羌瘣の目を見ただけで、信頼してもよいという判断を下すんですね~。
このあたりの人間としての器は、すでに天下の大将軍としての片鱗を見せ始めていると感じます。
そして、信頼され呼吸を戻すことに成功した羌瘣。
この後、さらに人間離れした技を披露してくれます。