キングダム第十六話「馬酒兵三百」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

穆公の避暑地を出発した政たち一行は、山の王の城を目指す。
険しい山道を行く中、疲弊している昌文君の部下たちは次々と離脱していく。

途中、山の民について何も知らない信に、壁が馬酒兵の話を始める。

今から四百年前の秦王、穆公は軍馬を食べてしまった山の民に酒をふるまい、盟を結ぶこととなった。
そんな寛容な穆公は、敵対していた晋が大飢饉となったとき、食料を送った。
翌年には、今度は秦が大飢饉に見舞われたため、穆公は晋に援助を求める。
すると、晋はこれを好機とみて、秦に向け大軍を起こした。
これに激怒した穆公は兵を挙げ、戦へと突入するが、食料の無い秦側は劣勢となり、絶体絶命の窮地に立たされる。
そのとき、突然、三百人の山の民が現れ、秦側に力を貸した。
馬と酒の恩返しに来たのだ。
しかし、その戦い方は凄惨を極めるものだった。
さらに、山の民はたったの三百人で、敵本陣に襲い掛かり、晋王までも捕らえてしまった。
山の民は恐ろしい戦闘民族なのだ。

この話を聞き、信が恐れを抱いていたとき、その様子を高みから窺っている者たちがいた…
山の民である。



~感想~

いよいよ最後の希望である山の民に会いに行くことになりましたが、穆公と盟を結んでいたのは四百年も前のこと。
助けてくれる可能性はとても低いと言わざるを得ないでしょう。
しかも、山の民はどうやら凶暴な戦闘民族である模様。
彼らのテリトリーである山の中で攻撃されたらお終いです。

それにしても、晋はひどいですね!
穆公に助けてもらった翌年に、穆公を助けるどころか滅ぼしにかかるのですから、一体どんな教育を受ければそういう判断になるのでしょう?
こういったことを良しとしないのは、人類普遍の美徳だと思うんですが、晋国にはそれを上回るなにがしかの理由があったんですかねぇ。


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