キングダム第二十二話「盟」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

政が中華を統一すると明言し、一同を驚かせたが、このことは奇しくも楊端和が望んでいることと同じであった。
楊端和は国(世界)を広げたいと望んでおり、それには国境をなくし、中華が一つになることが最も良い。

楊端和が政の発言について考えを巡らせていると、山の民の年長者たちが出てきた。
彼らは秦に強い恨みを抱いており、秦と盟を結ぶことなど許すつもりはない。

山の民の年長者は河了貂の首を落とすように下手人に命じた。
下手人が河了貂に切りかかったとき、隣で同じように縛られていた信が、なんと縄を抜けだし、下手人に蹴りをいれ、河了貂を救った。
縄を抜けた信だったが、これをすぐさま大勢の山の民たちが包囲する。

楊端和が包囲された信に「次はどうする?」と問う。
しかし、信は、どうもしないと答えた。
戦ってもいいが、あまり山の民とは戦いたくない、と。

そして、楊端和と山の民に語りかける。
過去、秦人に裏切られ、殺されてしまった仲間たちのことを思うなら、その無念を晴らそうと本気で思うのなら、復讐の道を選ぶのではなく、彼らの見た夢を現実のものに変える道を選べ!

この言葉でその場の雰囲気が変わった。

そして、政がたたみかける。
山の王、楊端和よ、四百年前の秦と山界の盟を復活させ、俺に力を貸してくれ!

これにより楊端和の心は動かされた。
楊端和は仮面を取り、皆に宣言した。
山界は秦王とかつてない強固な盟を結ぶ。
これより不当に追われた秦王の玉座を奪還しに行く!
目指すは秦国、王都咸陽也!



~感想~

今回は信がかっこよかったですねぇ。
縄抜けの技術も凄かったですが、そのあとが良かった。
彼はほとんど何も考えずにしゃべってましたね(^^;
それが功を奏したのでしょうか、見事に山の民の心をつかみました。

でもこれ、かなり際どいやりとりですよね。
もし、楊端和が年長者たちと同様の考えをもった王であったら、そこで一貫の終わり、「キングダム完」です。

まぁもっとも、キングダムでは際どいやり取りだらけなんですけどね(^^;

しかし、楊端和の決断力、行動力には脱帽です。
自分一人の判断で秦と盟を結ぶことを決め、そのうえ、すぐさま咸陽へ出撃命令を出すとは!

しかも、素顔は美女でした。
これにはやられました~
楊端和はてっきり腹の肥えたオッサンだとばかり思ってました。
着ぶくれするタイプなんですかねぇ?

そういえば、信も楊端和のことを”大将仮面のオッサン”と呼んでましたよね(^^)


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