キングダム第三十三話「触発」感想(ネタバレあり)

~あらすじ~

一人の山の民が左慈に斬られた直後、もう一人の山の民が左慈に斬りかかった。
しかし、左慈はそれも一刀両断にする。
左慈の、このたった二振りの斬撃によって、流れは完全に相手の方へと傾いてしまう。

別動隊を率いている壁は、こんな時こそ自分が左慈の前に立ち、味方の士気を高めるべきだと頭では解っているのだが、身体が動かない。
恐怖で身がすくんでいるのだ。

しかしその時、左慈の前に信が立った。
信は左慈を全く恐怖しておらず、剣を肩に乗せ、余裕の様子だ。

しかし左慈と信の一騎打ちは、左慈の優勢で進み、信は面を割られてしまう。
そして、尻餅をついてしまった信に左慈のとどめの一撃が振り下ろされようとしたとき、背後から壁が切りつけた!
一度ならず二度までも左慈の背中を斬り、さらに三度目を仕掛けたとき、左慈の鋭い斬撃が壁の肩口を捕らえた。
肩から腿まで深々と斬られた壁はその場に崩れ落ちた。



~感想~

壁~!!と信でなくとも叫びたくなります。
壁が斬られちまった(T_T)
しかもかなり深々と。
しかし、おかげで信は助かりました。
やはり左慈は強かったですね。

信や左慈に強さでは遠く及ばない壁は勇気を振り絞ったのだと思います。
壁は漂の死に責任を感じているようです。
漂と信は大将軍の器で、自分はすでに大将軍を一人死なせている、と。
そのため、信は死なせないと心に決めたようですね。

キングダムの登場人物の中でも、この段階で、本気で信が大将軍になると感じている人物はまだ少ないですが、壁もその一人になりました。
未来の大将軍をここで死なせるわけにはいかないと、勇気を振り絞った壁は、勇敢な男ですし、先見の明もあるようです。

それにしても、壁の考える通り、やはり生きていたら漂も大将軍になっていたんでしょうね~(;_;)


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