~あらすじ~
蒙武軍は巨暴大騎兵団を突破し、薄くなった汗明軍の横陣中央に迫った。
斜陣がけにより先に突撃していた兵たちは、これを見て奮い立ち、蒙武軍の勢いは増す。
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函谷関の裏へと続く断崖を登るオルド軍の山岳兵たちに向けて、王翦軍は一斉に矢を射かけはじめた。
完全に背後をとられたオルド軍になす術は無く、主功を構成している山岳兵たち八千は全滅する。
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成恢を討ち取った桓騎たちはその場を脱し、来た時と同じ方法で函谷関まで戻って行った。
成恢の首の代償も大きく、桓騎軍の持ち場は大いに侵攻されており、ついに函谷関の上にある三階建ての望楼に火の手が上がってしまった。
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韓軍総大将の成恢まですぐそこの距離に迫った張唐将軍は、兜を脱ぎ捨て自分の人生を振り返っていた。
張唐将軍いわく、自分は齢十五にして初陣を飾りそれから五十年、戦場を渡り歩いてきた。
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地上に降り立った桓騎軍には張唐将軍たちもついてきており、全部で八十騎ほどであった。
いきなり目の前に現れた得体のしれない騎馬隊に対し、周りの魏兵たちが戸惑っていると、桓騎軍は唐突に攻撃を仕掛ける。
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張唐軍はやって来た巨大井闌車に対応できず、函谷関に梯子をかけられてしまう。
さらに壁に打ち込まれた床弩の矢を利用して登ってくる敵兵も数多く存在するため、張唐軍は混乱していた。
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